アッカトーネACCATTONEパゾリーニ

アッカトーネACCATTONE(パゾリーニ監督)というイタリア映画を観た。
60年代のイタリア、貧しい地区で希望を見出せずに生きる青年のあだ名がアッカットーネ(乞食という意味)。パゾリーニのデビュー作。

モノクロームの画面に、当時のイタリアの無情なまでに明るい空が、主人公の視界をくらませているようだ。貧しいながらも陽気に暮らす仲間たちだが、社会に適応できず、自分の道を探し出せない彼。
妻子と離れて暮らすも、ヒモのほかに稼ぎ口はない。恋した女性さえもその道に引き入れてしまう。
どうしようもなく絶望的な空気の気だるさ…

そして、あっけなく命を奪われるラスト…
命を奪われた?誰に?
生き様をすべて見ていた神に裁かれて?
あるいは自ら抱え込んでしまった絶望を振り払おうとせずに生きていた彼が、無意識のうちに望み、呼び寄せた不運なのか?

ラストシーンはジャン・リュック・ゴダール作品”勝手にしやがれ”(1959年)へのオマージュ・・  

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