女鹿(めじか)LES BICHES 1968年

LES BICHES 女鹿(1968年)仏・伊 監督クロード・シャブロル

LES BICHES 女鹿(1968年)仏・伊 監督クロード・シャブロルタマラ・ド・レンピッカ描くところの女優張りのエレガンスをみせつけるのがフレデリック役のステファン・オードラン

マスキュリン(男まさり)なファッションで決めている有閑階級のフレデリックは女性も愛せる幅広い(?)能力を備えている。

ジャクリーヌ・ササールが演じるのは、彼女に拾われる画学生ホワーイ(WHY)。
栗色の長い髪の輝かんばかりの美しさである。
橋のアスファルトに牝鹿の絵を描いて暮らす身の上、拾われて一緒に暮らすことを拒む理由はない。

サントロペの別荘ですごす気ままな時間・・・

パーティに現れた男にふたりとも好意を持つ。
ポール(ジャン・ルイ・トランティニャン)はふたりの美女との機会を得る。
そして軍配は女社長のほうにあがる・・・気力も資力も備えた女ざかりなのだもの、嫉妬を解決しない訳がない。

待ち合わせに現れないポール。
関係を告げられた小娘は、ふたりが仲むつまじく暮らすのを見守るが・・・

行き場のない憤懣は、至極ストレートな行為となって表現されてしまう。
化粧をまね、洋服を借りるうち、フレデリックに成り代われると信じたホワイは嫉妬を今一度解決する手段に及ぶのだ。

・・・・・・・

なにも知らずに家に戻るポールを、純粋無垢な愛を抱くと同時に残忍でなんの後悔の念を持たない動物のような”WHY“が微笑んで迎えるのだろう・・・

これは愛を縺れさせてはならないという教訓か?

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