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スティーブ・マックィーンSteve Mcqueen『華麗なる賭け』

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スティーブ・マックィーンSteve Mcqueen-『華麗なる賭け』The Thomas Crown Affair

その端正な容貌と着こなしで、映画ファンのみならず、ファッションに関わる人たちからも一目おかれてきた俳優…

スティーブ・マックィーン Steve Mcqueen (1930年3月24日-1980年11月7日)

ルックスのベースとなる鍛えられた肉体には、これ見よがしのわざとらしさはなく、人生を謳歌するために体を整えるといった余裕が感じられる。

アッシュブラウンの短髪の似合う、鷹のようなまなざしをもつその顔つきと全体のスタイルは、美しいバランスのひとつの原型であるとさえ言えるのではないだろうか。
彼がたたずむ周辺の空気は、きっと澄み渡っていたに違いない!

『華麗なる賭け』”The Thomas Crown Affair”

鉄門から木漏れ日の揺れる中庭へ、ゆっくりとRRを乗り入れ、ほの暗い玄関へと着ける。丸みのある敷石が、冷たく静かに濡れている。降り立つ邸の主。
トーマス・クラウン。

正統派英国スタイルで傘を鳴らす三つ揃え姿の洗練。

海辺のサンドバギー。別荘のウッドテラス。

富裕の暮らしとはこのように、といった優雅さに満ち満ちている。

当時、相当稼ぎ出したに違いないトップスターは、くわえ葉巻の旅先で、札束を輪ゴムで丸めてポケットに忍ばせていたらしい。ベネチアの水上タクシーで、革張りソファーに火のついた吸殻でしでかした不始末に、ポンとひとつ投げ渡した。
(『イタリア人の働き方』 内田洋子・Silvio piersanti)より

フェイ・ダナウェイ扮する保険調査員に、暮らしぶりについて尋ねられ、
”NO COMPLAINS” と返す。

大いに憧れるところ。

 
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【バラクータG9】襟を立てて着るブルゾン
名作ジャケット バラクータ Baracuta G9 モデル。コンサバ・アウターとして根強い人気のブルゾンです。 G4はリブなし。G9はリブあり。襟を立てて着るブルゾンと言えば、ジェームス・ディーンが映画「理由なき反抗」で着ていたスイングトップ。マグレガーの定番ジャンパーでした。そしてスティーブ・マックイーンが出演映画のみならず、プライベートでも愛用していたのがこの バラクータ ブルゾン。世界で最も有名なブルゾンではないでしょうか。
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