アンティーク腕時計(オールド)の魅力
20年以上前になりますが、宝飾品の営業で小売り店回りをしていました。大阪、神戸、京都、東京など得意先店のオーナーや責任者と世間話や業界の裏話なんかをしながら進めていきます。ジュエリーケースを開き、目の前に並べていると、社長は私の左手首を力強く掴んで引き寄せ、時計を睨んだのです。アンティーク時計専門店で数日前に買ったロンジンの1960年物を凝視していたのでした。それはシンプルな薄型シルバーケースの腕時計で、座った社長の目からはきっと私が専門店で陳列棚で衝撃的に見つけた時と同じ距離だったに違いない・・