ラルフ・ローレンはネクタイからビジネスを始めました。ネクタイに哲学を持ち込んだ男としてその名を広く知らしめたのです。
ネクタイのデザインは単なるデザインではなく相応の意味がある、と。
ラルフ・ローレンRALPH LAUREN
日本に住むわたしたちにとってラルフ・ローレンはあの『ポロ・ラルフローレン』のデザインナー、創業者として知られています。
ポロ競技のシルエットがロゴマークとなったあの『ポロ・ラルフローレン』。
ラルフ・ローレン自身が小柄でもあるので親しみが湧きます。しかしポロシャツに見られるあの大きなロゴマーク、『ビッグポニー』はどうでしょう?
「これを着て存分に宣伝してちょうだいね!」なんていう意図を想定してしまうのは私だけでしょうか?私はどうしても好感は持てません。
すべてのポロ・ラルフローレン製品にロゴマークが入っているわけではないのですが・・
ラルフ・ローレンブランドの本来の味は彼自身がいつもカウボーイ姿で広告に登場することでもわかるように、アメリカンカウボーイの『男臭さ』です。
流行りのモード服を追いかけるような気持などさらさらない男。
これだなと感じた服を擦り切れようが色褪せようが着続ける。
他人の服装など気にも留めない。
そんな骨太な信念を持った男が好む服。
それがあの広告イメージから伝わってくるブランド『ラルフ・ローレン』なんだと。
企業としてのラルフ・ローレンは、特に高級スーツやポロシャツなどのメンズウェアでその名を知られ、ブルックス・ブラザーズと並ぶアメリカン・トラディショナル(アメトラ)の代表的存在とされている。通称「ラルフ」、「ポロ」。
オリンピックアメリカ合衆国代表のユニフォームも複数の大会で手掛けている。
Wikipediaから引用
ラルフ・ローレンRALPH LAURENミリタリー・ジャケット
例えばこんなミリタリーブルゾン
コットン 100%のギャバジン素材
クラシックなアーミーカラーに褪せたバックプリントは何とも言えない郷愁を感じさせます。
紋章風のワッペンが配されているだけであのポニーのロゴマークは見当りません。
モデルである若造はボタンダウンシャツに丸首セーターなんぞを着せられていて、せっかくの粋なミリタリージャケットが台無しですね。プレッピーのファッションアイテムじゃないんですから。
ここはバーガンディカラー、あるいはグレーやブラックのロンTであっさりと着こなしてほしいところです。
ラルフ・ローレンRALPH LAURENデニム・シャツ
男臭さを追求すればシャツはデニムが一押し。
何の変哲もないシンプルな薄手デニムシャツですが、これが秋冬のコーディネートに加わればグッといい男の雰囲気が増すというもの。インディゴが色褪せたこの色は実はサックスカラー。ビジネススーツにコーディネートされるあのサックスブルーのドレスシャツと同一。ネクタイの色を楽しむように、スカーフ、ストール、ポケットチーフ、バンダナと差し色が生きる色相(しきそう)なんです。
カーディガンはもちろん、レザージャケット、テーラードジャケットにも組み合わせたいヘビーローテション・アイテムがこのデニムシャツ。
ラルフ・ローレンRALPH LAURENボタンダウン・シャツ
ラルフ・ローレンのボタンダウン・シャツと言えば透けないしっかりとした丈夫なオックスフォード地。
スーツ着用でネクタイを締めても、カジュアルスタイルでブルゾンとあわせてもしっくり決まる長持ちインナー。