[PR]
憧れた映画スター ジェームス・ディーン
ジェームズ・バイロン・ディーン(James Dean 1931年2月8日 – 1955年9月30日)
10代の頃憧れた俳優はジェームス・ディーン James Dean だった。
写真集を買ってはポートレートを何度も模写した。
こんな彫像のような美しい顔立ちがありうるのだろうか?
描き終えてはまた別のを描き始める。呪文かなにかのように。
うまく描くことで彼に近づけそうな気がした。
そして当然、着る服にも影響を受けた。
あまり飾らない主義で、質素な無地のアイテムが多いのはいまも変わらない。
スイングトップジャンパーにロールアップしたコットンパンツ、インナーに丸首Tシャツ・・
コーディネートの定番にしてどこでも出掛けた。
しかしブーツを履くことはなく、バイクにも興味はなかった。
役者を目指したりすることなく現在に至っている。
当時は”ジミーJimmy”にまつわることなら何でも知りたいと思っていたので、伝記を何冊も読んだし、『スタニスラフスキーシステム』(演技論)なんていうのも読んだ。
『理由なき反抗』などのセリフ入りサントラ(サウンド・トラック)テープを繰り返し聴いて覚えた。
振り返るとあこがれるという気持ちがもつパワーは相当なものだった。
スターを夢中になって追いかける。
誰もが経験する間違いなく幸福な一時期。