トレーニングに励むためのモチベーションはやはり筋肉量がアップしているかどうか・・ではないでしょうか?
等身大の姿見やショーウィンドウに映る自分の身体に変化が現れているのを見ることはこの上ない歓びです。
大多数のひとがトレーニングの成果として考えるのは逞しく盛り上がった筋肉として現れるシルエットの変化でしょう。
しかし、筋肉は目に見える場所ばかりに存在するわけではありません。インナーマッスルのように外見からは知ることのできない筋肉もあります。また、筋肉量の変化が見た目にはわからない場合、成果なしと判断してしまっていいのでしょうか?
筋肉が増えているかどうやって知る?
筋肉量の変化を知る目安は「基礎代謝量」です
基礎代謝(BM=Basal Metabolism)とは、横臥位(横になった状態)で安静にして、睡眠することなく、カラダを動かさずに24時間で消費するエネルギー量のことです。
じっとしていても人間は心臓や呼吸器、そのほかの内臓は活動しているので、エネルギーが消費されています。
上図(表1)は厚生労働省による2015年の資料ですが、基礎代謝量の平均値は年代によって違いが見られます。男性は15-17歳が最も高く、女性は12-14歳が最も高い。それぞれ成長期の体内の変化が表れているのでしょう。
(表2)ではヒトの臓器・組織における安静時の代謝量を表しています。「安静時の代謝量は組織ごとで大きく異なります。臓器では代謝量が高く、脂肪組織では低くなっています。また骨格筋の代謝量は、臓器よりも低いですが脂肪組織よりも高いことがわかります。」(表1)下の説明
体組成計で表示される基礎代謝量の変化が筋肉量
基礎代謝量の内訳はひとそれぞれで違いがあるのは当然ですが、数値に強く影響する身体の変化がない状態なら(変数が筋肉量だけと仮定するなら)、筋肉量の変化は基礎代謝量の増減にあらわれると推測できます。
本格的な負荷トレーニングに励むボディビルダーなら各部位の太さをメジャーで測定して成果を知るのでしょうが、一般的な筋トレでモチベーションとするのは筋肉痛や基礎代謝量の変化ではないでしょうか。
目に見えない体幹の筋肉ですが、歩いている時にその変化を感じることもあります。トレーニングすることでカラダは確実に変化しています。
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