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イタリアファッションとは
イタリアは昔も今もメンズファッションムーヴメントを強力に牽引してきました。
美術史を紐解けばギリシャ・ローマ美術があり、無名の職人による食器や杯の華麗な彫り細工には驚きを隠せません。
カトリック教会内部には天国を連想させる壮麗な装飾が現代も信者のみならず多くの人々を惹きつけてやみません。
ローマ、フィレンツィエなどの街を歩けば至る所に彫像が佇んでいます。旧文明の遺産が至る所で国民の感性を刺激していることに羨ましささえ感じます。
スーツの原型は古代ギリシャ。ローマ時代に遡る
古代ギリシャ・ローマ時代に着用されていた衣服が女性服のチュニックに、そして男性の軍服に変化していき、スーツの原型となったのでした。
イギリスに “Bespoke”(ビスポーク)と呼ばれる仕立て屋があるように、イタリアには”Sartoria”(サルトリア)がオーダーによるジャケットやスーツを仕立てています。
“Sartoria”(サルトリア)は13世紀に発祥したと伝えられています。その頃からプロッフェッショナルな服職人が洒落者であるに違いない依頼者の注文による服作りをおこなっていました。
イタリアのシャツ工房
またイタリアには “Camiceria”(カミチェリア)と呼ばれるシャツ工房が古くからあり、シャツ専門職人によってワイシャツ、ドレスシャツと呼べるものが仕立てられてきました。
パンツ専業のイタリアンブランドも有名ですね。
要するにイタリアは服作りの豊かな歴史をもつ国。熟練の服職人たちと事細かく注文をつける粋人たちによってイタリアのファッションスタイルは洗練の極みに達したと言っていいでしょう。
もちろんアヴァンギャルドな実験的ファッションも装う気持ちを高揚させてくれます。しかし、エレガントに、華麗に、決定的に優美に装いたい時、ある年齢を過ぎるとクラシックなイタリアンスタイルが最善の選択であると感じるのです。
メンズ服イタリアンスタイルの典型的シルエット
お洒落なイタリア人はほぼ全員テーパードシルエットのパンツを着用。
短く切り込んだクロップド丈に近いパンツですっきりと足元をまとめています。
スキニージーンズにハイカットのスニーカーといったスタイルもイタリアらしいスタイル。スマートなシルエットが好みのようです。
高身長な男性は少ないイタリア人の体型は日本やアジアの人々と近いものがあります。
ファッションも取り入れやすいはずです。
メンズ服ドレッシーなイタリアンスタイル
【解説】ニュートラルなグレースーツとシャンブレーシャツの褪せたインディゴはサックスカラーのトーン。落ち着いたからリングながら荒いテクスチュアで男くささを出しています。
そしてウェット感あるレッドブラウンのネクタイがアクセント。靴はネクタイの色に沿ってスモーキーブラウン。
【解説】グレーのダブルスーツにはシンプルなホワイトシャツ。ネクタイは小紋柄のブラックで靴もブラックのウィングチップ。色が入らないモノトーンの渋さがあります。
メンズ服ワイルドテイストなイタリアンカジュアルファッション
カーゴパンツのコーディネート
ラフなカジュアルファッションでコーディネートされるアイテムはミリタリー、英国調の定番が好まれています。それぞれメンズファッションに欠かせない魅力を備えています。
カーゴパンツはミリタリーグリーンがベストな選択
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Valstarヴァルスター社のVALSTARINOヴァルスタリーノをコーディネート
110余年の歴史を誇るイタリアの老舗コートブランド「Valstar(ヴァルスター/バルスター)」。
1911年にイギリスの会社がミラノにトレンチコート用のファクトリーを設立したのが始まりと言われています。時をほぼ同じくしてValstarブランドを立ち上げ、1935年に歴史的な名品となる「VALSTARINO(ヴァルスタリーノ/バルスタリーノ)」を発表。愛され続ける定番ブルゾンになっています。
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Gジャンスタイルコーディネート
GジャンやGパンはアメリカンなアイテムと思われがちですが、” デニムは、17世紀末頃から地中海地方で庶民階級の日常の布として使われていた・・ ” (大人に似合うジーンズ)のでイタリアでも馴染みの深いファッションです。
ちょっと異色なグレーのGジャンにはアーミーグリーンが映える。ホワイトスニーカーがきれいめファッションに仕上げる。


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