大人の、シニアのジーンズ 大人に似合うデニムスタイルは?
リーバイ・ストラウス
1848年ごろ始まったゴールドラッシュの時代、一攫千金を求めて押し寄せた男たちに愛用されたのがデニム地のオーバーオール。
1853年リーバイ・ストラウスは、ゴールドラッシュに湧く米国サンフランシスコに、ドイツ(バイエルン地方)からの移民としてやってきました。リーバイ・ストラウス&カンパニーの前身となる雑貨商を開業した彼は、金鉱で働く人々の声を聞き、キャンバス地を使った丈夫なワークパンツを商品化。その後、素材はデニムに変更され、色もインディゴ・ブルーが採用されました。
(LEVI’S公式サイトより)
「デニム」と「ジーンズ」ふたつの呼び名について
日本ではGパンと呼ぶ人も多いのですが、ジーンズjeansと言ったりデニムdenimと書いてあったりとアイテム名が定まっていないように思えるこのパンツ。どちらも生産と流通に由来した呼び名のようです。
デニムは、17世紀末頃から地中海地方で庶民階級の日常の布として使われていたものにその源をたどることができる。中世以来の綿織物産業が盛んだったフランスのニームは18世紀にはその重要な中心地になっていた。ニームのサージ(セルジュ・ド・ニーム)は、17世紀には地中海地方のみならず、ヨーロッパ各地、さらにはアメリカと取引が行われていた。ニームのサージはインドのアラブ世界からの輸入品だったブルーの染料インジゴ(インディゴ)で染められ、世界へ輸出されていた。アメリカへ輸入されたセルジュ・ド・ニームは、アメリカで「ド・ニーム」すなわち「デニム」と呼ばれるようになった。ジーンズと言う呼び方については、ニームのサージがイタリアのジェノバからニューヨークへ輸入されていたという事実から、ジェノバのフランス語読み「ジェーン(Gene)」が転化したとされる。
引用:ファッションの歴史
ジーンズ愛
ジーンズの醍醐味は洗いざらしの感触を楽しむことだと私は思っている。
20代の頃、Levi’s 501には特に愛着があった
洗いざらしの501は固くて、しなやかさなどない
デリケートな肌には少し痛いくらいだ
けれども太陽の熱を帯びてまだぬくもりあるジーンズに足を通すことは快感でもあった
デニム地は履いているうちに柔らかくなり、肌に馴染んでくる
濃いインディゴ(リンスカラー)は徐々に褪せ
裾は擦れて洗う度にヒゲが出てくる
膝のあたりが横に裂けてくると買い替え時
女性の場合は膝が覗くのも魅力的
ジーンズはそんな経過を楽しむことができるアイテムだ

伸びすぎるストレッチには拒否反応!
リーバイスのショップで極端にストレッチが効いたジーンズを試着したことがあります。
初めての感触に驚きました。膝も腿部分、ウエストまでまるでゴム製のように伸びたものですから。
ストレッチにも限度があります。
「これは履けない・・どうした!リーバイス!」心の中で叫びましたが、これも時代の流れか・・
ストレッチパンツの素材構成は綿98%、ポリウレタン2%というのが一般的です。
試着したゴムのようなジーンズのタグもこの表記。店員さんに尋ねても判明せず。結局わずかに伸びるだけのジーンズLEVI’S 511を購入しました。
ジーンズの前股上

スーツの仕立てとは違い、男性の場合ジーンズのウエスト位置は骨盤にあわせます。いわゆる「腰履き」です。履き心地もよく落ち着きます。
なのでウエストサイズは骨盤まわりで合わせます。と言ってもジーンズのウエストの円周が水平に描かれているわけではありません。
この円周は前面のヘソのあたりで最大に低く傾く楕円形になっています。この傾きは前股上(まえまたがみ)の長さで決まります。
前股上の長さが違うだけで履き心地はまったく変わってきます。
画像左のLEVI’S 511白スリムフィットジーンズの前股上は24.5cm
画像右のLEVI’S 505ストレートカットタイプのレギュラーフィットジーンズの前股上は26cm
どちらもウェストサイズは31インチです。
なので少々お腹が気になっても楽に履くことができます。
前股上はウエスト周りのフォルムがパンツの履き心地の大部分を決定付けます。
お気に入りのパンツがあるなら是非この「前股上」をチェックしてみてください。

大人のジーンズ
さて、「大人のジーンズ」について考えてみましょう。
体型的に似合う人は少ないと言われるジーンズですが、大人に似あうスタイルがあるのでしょうか?
テーラードジャケットならば、肩まわりのフォルムからウエストまでのラインがほぼ固定したシルエットを形成しています。
なので着る人の体型をカバーしてくれたり、より引き立てたりと、そのシルエットに頼ってスタイル良く見せることが可能です。
ジーンズの場合、体型をカバーしてくれるモデルはそんなに多くはありません。
ローライズのスキニージーンズがポッチャリ女子に驚くほど魅力的なボトムスタイルを形づくってくれる場合があります。横幅にボリュームがあらわれるのが女子のヒップですが、男子の場合縦長のヒップなので同じようにはいきません。
また、男子のローライズは前にかがんだ時にヒップの上部が見えてしまうことに注意を払う必要があります。女子の場合はともかく男子のそういった露出は見苦しいものです。
自分の体型を考慮してジーンズ選びをしないと失敗します。せっかくのジャケットやアウターが見劣りしてしまいます。
ヒップホップファッションのように、渡りも丈もオーバーサイズなパンツスタイルは中高年男性には縁のないものでしょう。
ノンウォッシュ・ジーンズが体型をカバーしてくれる
洗いがかかっていない硬い素のままのジーンズには一定期間シルエットを平面的に保持するという特徴があります。
年齢を重ねると若い頃とは違い、当然体型は衰えてきます。筋肉の張りも量も低下します。下半身の衰えは特に顕著。目立ちます。
この自然なシルエットの劣化をカバーしてくれるのがノンウォッシュ・ジーンズ。硬い張りのあるデニム地が下半身にフィットしすぎることなくシルエットを維持してくれます。
これが洗いをかけていないノンウォッシュ・ジーンズの良さだと私は考えています。特にテーパードのノンウォッシュは多くのシニアの方に似合うはずです。ドレッシーなコーディネートにもふさわしいシルエットを保ってくれます。
ストレート・ジーンズはスポーツマンタイプに似合う
リーバイス501に代表されるストレートなシルエットのジーンズ。
「似あう」「似あわない」がはっきり分かれるのがこのモデル。
筋肉質な大腿筋(太もも)や大殿筋(ヒップ)がある程度発達しているスポーツマンタイプの方に似合います。
ピッタリサイズの場合でも少しダブつかせたサイズで履く場合でも、
「張り出したヒップ、大殿筋上部で履く」といった感じです。
ストレート・ジーンズをローカットスニーカーやローファーなどのスリッポンと合わせると野暮ったく見えがちです。
スニーカーなら厚いソール、またブーツと合せるのがバランスがよくなってベター。

スキニー・ジーンズを緩めで履く
痩せた方、中肉中背、ぽっちゃり体型の方、すべての方にスリムなシルエットのスキニージーンズは似あいます。
ただしO脚の方はより目立ってしまうので避けたほうがいいでしょう。
ピタッリサイズよりも少しゆるめのサイズで履くスキニージーンズがおすすめ。
ローカット、ハイカット、ブーツを問わずスマートなスタイルの靴と合わせて
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テーパード・ジーンズはどなたにも似合うスタイル
中高年男性におすすめしたいのがテーパード・スタイルのジ-ンズ。
腿からスソ幅が徐々に細くなる逆台形のシルエットをもつジーンズです。
股上が少し浅めのものが多いので少々お腹が出ていても、無理なく履きこなせます。
シルエットがすっきりスマートなのでテーラードジャケットとも合せたいジーンズ。
リーバイスLevis’テーパードジーンズ

リプレイREPLAYテーパードジーンズ

リプレイ 定番人気シルエット ANBASS(アンバス)ブラック・テーパードスリム

リプレイ ANBASS ダークブルー

リプレイ ANBASS ミディアムブルー
ルーズフィットジーンズ
シルエットを気にせずにリラックスできる履き心地がお望みならルーズフィットがおすすめ。

フレア / ブーツカットジーンズ
1970年代半ばのLevi’s® Lot 517ブーツカットジーンズを忠実に再現。

大人のジーンズコーディネート
「着こなし」という意味でのジーンズ着用の仕方にはいくつかの種類があります、
【1】テーパードやスキニータイプを靴に触れないノークッションでさっぱりした丈で着る方
【2】ストレート、テーパード、スキニーの裾を折り上げてワンクション、ノークッション、クロップド丈で履く方
【3】ジーンズの裾は無造作に弛(たる)ませて履く方
各人各様で好みがあると思いますが、全体のシルエットから見ると【3】はよほどワイルドな着くずし方でなければ様(さま)にはなりません。
管理人おすすめジーンズブランド
履き心地で選ぶならLEVI’Sは絶対に外せません。
シルエットが秀逸なSCOTCH&SODA、SIVIGLIA。JACOB COHEN





アントレ アミENTRE AMISスノンウォッシュ・スリムストレートデニム・ジーンズ・パンツ(インディゴ)A198342 QUISISANA 760(イタリア製)
デニムに着けるベルトサイズは必然的に長くなる
デニム生地は厚みがあるので、ウエストの外周は長くなります。合せるベルトも必然的に長くなるので、スーツなどで使用しているベルトだと寸足らずになるのでジーンズ用に準備する必要があるでしょう。
